第2回ストVサード全国大会速報&レポ!!

 

5月5日、全国を代表する、現役のサードプレイヤーが東京は江戸川区に集結し、

数々の死闘、名勝負を繰り広げた。

我々、新生100万人都市、さいたまを代表する3名、

黒衣@与野(リュウ)、紅春@大宮(春麗)、AREX@浦和(アレックス)

によって結成された、

さいたま市民戦術的鍵っ子連合

も、暑い死闘に身を投じてきたぞ!!

大将としての活躍は・・・だったが、良いところまで行ってきたぞ。

 

大会は3on3形式のチーム戦、トーナメント方式。

全国各地から96チーム288人のプレイヤーを募集したところ、

枠には収まりきらず、追加も加わって、大量のシードが発生した。

総勢100以上、300人を超えるプレイヤー が参加したため、

決勝まで8時間以上が経過していた。

発売から2年近く経った今、なお、これだけの熱狂を持ってプレイヤーが集結するゲームを、

俺は他に知らない。

パンフの開発者コメントより抜粋

 

なにィ、いまごろ3rdの大会だとォ・・・

何考えてんだ、このばか野郎ども!!

そして本当にありがとうございます!!!

 

おれは、なぜか、この言葉に震えた。

 

鍵っ子たちの死闘

 

我々のチーム名は、盟友、大白衣ゆっきいの手によるもの。

えいえんに、奇跡 を起こす!!

まあ、キャラ使いなんて、人形動かしてるようなもん だし

 

第1回戦

当たったチームは、チーム、夢見るのの さん。

チーム編成は、春麗、豪鬼、Q。

常識的に考えて、Qが先鋒にきて、リュウ、アレクを潰しに来ると踏んだので、

逆を行って、紅春の春麗に先鋒を継げる。

あからさまなQ潰し&大会なれしていない紅春の緊張をほぐすため。

 

結果は当りと出た。

大宮で中間間合いに鍛えられた彼は、我がチームの秘密兵器とも言えた。

中間戦での通常技の前に、Qを近寄らせず、相手の春麗戦では立ちまわりの巧さで辛勝を収めた。

豪鬼戦でも、アリーナでの経験を存分に生かして、豪鬼にプレッシャーを与えつづけた。

結果、フタを開けてみると、紅春が3タテ勝利。

見所は、相手がピヨったところに、誰も使わねえ、かかと落しを決めたところ、

 

「なんで鳳翼扇ださなかったん?」

いや、使いたかったんですよ。 ほかに決める場所無いし。」

おいおい。

 

あとは、EX覇山蹴で、瞬極殺をかわしたところにギャラリーが沸いた。

 

続いて、1回戦シード。

相手は、チーム、ふんばり湯河原温泉にようこそ!!2.5 さん

なんというか、2.5っていうあたりに漢をみました(笑) うーん、DC版。

キャラはケン、ユリアン、ダッドリー。

 

恥ずかしい名前対決。

F&C/KID派 と KEY/Tactics派の、漢と意地の対決である。

これは、戦争だ!!

みさき先輩&名雪萌えとしては、負けるわけにはいかない。

 

今度は、AREXのアレクに先鋒を告げる。

こんども緊張をほぐすため&どのキャラでも対応できるだろう、との読み。

ケン相手には、多少動きが固いながらも、確実に隅に追い詰め、ダメージの高い1発を入れていく。

スタンもあって、勝利。

続いて、ダッドリー。

アレクの苦手キャラのようだが、良い勝負に持ちこんで行く。

牽制、BLに、徐々にエンジンがかかるが…。

3ラウンド目、ついに、残り体力0ドットに持ちこまれてしまう。

 

しかし、まだかれは倒れていなかった。

ダッドリーからダウンを奪い、前ダッシュ。

相手は起きあがりにSA3、コークスクリューブロー、削り殺しか!!

画面時間停止時間にダッシュモーションが見え、会場の誰もがダッドリーの勝利を確信した、そのとき!!

奇跡は起きたのではない、起こされたのだ!!

コークの初段をブロッキングに成功、2回、3回、4回、5回!!

立ち中キックからEXフラッシュチョップ、ブーメランレイド!!

大逆転勝利に、会場は沸いた。

波瀾の多い、今大会を代表する逆転勝利を誇って良い。

 

次のユリアンも勝利、2回戦進出を決めた。

 

2回戦

あと2回勝てば、ブロック優勝である。

相手は、チーム、メスター萌え、さん。

今大会の主催者でもあり、有名なユン使いの一人でもあるメスター氏の名前を冠したチーム名。

ニュートンを中心とした、相当な実力者の集まりであることが、想定された。

有名なユリアン使いの一人、ヌル氏を軸としたチーム。

キャラ構成は、ダッドリー、ヤン、ユリアン。

 

ここで、キャラの総合力&自分の動きをほぐすため、先鋒を買って出たのだが…。

相手はダッドリー。

お互い決定打の出ない、間合いの取り合いが繰り広げられた。

リュウの厳しい点は、良い対空が少ないこと、接近戦の手数で負けていること。

勝っている点は地上戦、中間間合いでの武器が若干。

そのため、できる限り早期に真昇竜のゲージを溜めて、プレッシャーを与え返したいところ。

一本取られて、意地で取り返す。

しかし、3本目。

対空で昇竜キャンセル真昇竜が角度、間合い共に合わず、地上ガード!! 

取らねばならない試合を落す。ぐは。すまーーーーーーーん!!!

 

次峰、アレク。

しかし、アレクを次峰は間違いだったのかも。春麗を持って来るべきだった。

間合いの取り合いになるが、ダッドリーには投げをハズすための武器、ショートスイングブローがある。

そのため、善戦はしてくれたが、敗北。

 

もはや後が無い、大将、春麗。

間合いの取り合いは一級品だと自分は思うのだが、問題は対空が厳しい点。

大宮にダッドリーが居ないため、慣れていない、という点が。

1−1までもちこんで、良い勝負を繰り広げたが、プレッシャーもあったのかもしれない。

EXスピニングへの対処も出来ている相手に、無念。

このチームに3タテされ、ユリアンを引きずり出せなかった。

すべて俺の戦術ミス。すまん。春麗、アレク、リュウが正解っぽい。

 

このチームはラキラ氏ら、関西2位のチームを引き続き破り、ブロック優勝。

さらに、本戦トーナメントでも卓越した技術、戦術をみせつけ、ついに本大会3位に輝いた。

 

 

大会レポ

 

前回大会優勝者や、優勝を確実視されていたチームが早々と姿を消すなど、波瀾が相次いだ。

逆にいえば、好勝負、名勝負が繰り広げられ、参加費1000円が安く思えるだけの試合内容だった。

 

強いチームは、強キャラを多数取り揃えるが、技術、読み合い等、完成度の高さが目を引いた。

ブロッキングのレベルも尋常ではなく、屈中K→SAで、削り殺そうとしたらブロッキングされて逆転負け、

などという試合もみられ、会場は沸いた。

 

最強キャラと目されていた春麗も、ヒット確認の間合いを巧くハズしたり、懐にもぐりこんで畳み掛けたりと、

対策はかなりなされ、安定して春麗が勝てる状況でもなかった。

ケンはさすがに数多く見られ、個人個人の技術のみならず、読みの違いが色濃く出ていたと思う。

しかし、総合的な強さを持つキャラだけに、強キャラでないと倒せない印象すらあった。

ユンは幻影陣コンボの発展、安定度が増し、ダメージの大小のみならず、

いかに当てるか? といった点で、巧かったと思う。

 

他に目だったように思えたのは、まこと、豪鬼、ダッドリー、ユリアン、ヤンなど。

上位陣は間違いなく、その人ならではの強さを持っていて、上の3キャラといえど、勝つのは容易ではない。

まことは、SAの放出のみならず、立ちまわりの巧さ。唐草まで持ちこむ方法が、見ていて面白かった。

豪鬼は守り、攻め、個人個人、それぞれの戦い方の特徴が出ていた。

ダッドリーは、あの有名プレイヤーの方の独壇場とも言えるコンボ。

ユリアンは壁コンボ、ガード不能への持ちこみ方。

ヤンの人はEX蟷螂斬の使い方(もはやSA並み)。

 

リュウは先日、西スポで同チームに誘っていただいた、寸止めさんが、予選でビスタチオさんの12と好勝負。

さまざまな位置から奇襲をかける12と、それを凌ぐリュウ。

波動拳が通じず、高機動の12。

バクチ昇竜が必ずしも効果的とは言えず、空中戦では厳しい。

リュウは、いかに相手の空中からの絶妙な攻撃をさばくのか。

一進一退の攻防は手に汗握る展開だったが、ここぞというときのEX昇竜がギリギリヒット。

惜しくも予選決勝でダッドリーに敗退されたそうだが、

総合的に3つのSAを巧く使い分けるところに、会場が沸いていた。

密着、中間間合い、ともに巧く戦っていた。

 

草加のrkf氏の投げも目を引いた。五連続投げ。

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、の実況。

 

結局、決勝に残ったリュウ使いはKRDの総帥ジョージア氏のみ。

灼熱での立ちまわりはさすがのひとこと。

巧く豪鬼にプレッシャーを与えていた点は参考になった。

 

 

他のキャラで目に付いたのは、いぶき、アレク、ヒューゴーなど。

いぶきは、体力こそ低いものの、一発の強さがあり、先鋒安定、といったところ。

しかし、一人で3タテする姿も見られ、攻撃力の恐ろしさが光った。

大会でもかなりの数がみられた。

アレクはSA1ハイパーボムと、SA2ブーメランレイドで、かなり戦法が違っていた。

強いキャラではない、という印象にもかかわらず、数多くのアレク使いがみられた。

なんといっても、1発の強さ。これがアレクの強み。

対空のハイパーと、ヒット確認などのレイド。

 

ヒューゴーは、厳しいながらも、数多くの名勝負が生まれた。

とくにヒューゴー3人チームとか。

一発のダメージがでかく、牽制技も決して弱くは無い。

印象的だったのは、逃げジャンプして削り殺しに行こうとしたケンをシュートダウンバックブリーカーで、

見事吸い込んだ勝負。あれは熱い。

 

優勝されたのは、関西のチームの方。KRDの関西の方とか。

まことの立ちまわりの巧さが光っていた。前ダッシュ唐草とか、相手の接近を読んで唐草。

最終戦ではSA3、丹田まで選択。それでヤンを追い詰めるのは凄かった。

 

そして。

大会は終わった。

しかし、主催者メスター氏から、「次はもっと不満を解消した形で行いたい」と、

第3回大会の開催を示唆する形で終わりを告げた。

ZERO3の大会はすでに日米決戦なども行われ、すでに4回目が終了している。

だからこそ、3rdも!!

 

自分としては、中Pヒット確認などの武器を磨き、自分ならではのウリも揃えて、大会に臨んだつもりだ。

チームメイトは、文句の付け所が無いほど、良くやってくれた。

俺の目は狂ってはいなかった!!

しかし、俺自身の不甲斐なさは!!

 

二十代半ばを過ぎたロートルとしては、引退を考えるに十分な年頃である。

反射神経も限界だ! ダッシュ見えねえよ。

しかしだ!! 俺は燃え尽きちゃいない!!

初代スト2より戦いつづけてきた、真昇竜の黒衣は、まだ立ちあがれる。

 

しかし、人生の岐路が迫っている今、サードに時間を取られてばかりもイラレナイ。

この日の準備のために時間も割いてきた。、

そこで!!

しばらく休業の方向。

サイトはもちろん存続。おれも寂しいからね。書きこみ多いと助かる。近況報告とか聞けるといいね。

アリーナやマジタンによることもあるだろう。

引退や廃業はしない。

とうぜんである。

必ずや第3回までには復帰、新たな武器を引っさげて、優勝を狙おう。

(スライド昇竜の研究もあるしな。)

今度こそは活躍しよう。

大宮114人抜きの意地。G−MODELで1回、川口大会でも優勝の意地だ。

俺を鍛えてくれた、師匠や西沢氏のため。

古き盟友、高階のため。

大宮で死闘を繰り広げた、ダルシマー氏のため。

大学時代の友人たちのため。

そして、アリーナのみんなのため。

おれは必ずや、立ちあがって見せる。

 

そして、奇跡は起こすものなのだ!!

 

 

 

 

 

 

「要は、やる気マンマンなんだろ、ああん?」

 

「にはは。黒衣ちん、ぴんち」