テクニック タメ分割
説明
タメ分割とは、タメ系必殺技に設定されているタメを連続して行わず、途中にタメ要素以外のレバー入力を挟みながらタメを完成させるテクニック。
基本的なタメ分割は「30フレ+13フレ」や、「35フレ+8フレ」といった感じに前半後半にタメを分割して行う。 また、タメ分割は2分割ではなく、ダッシュ×2からなどのように「43フレーム」内であれば3分割、4分割でも行う事が可能。 なお前半のタメ部分は技を空振りしてる間に行うとタイミングがとりやすい。 当然「20フレ+23フレ」のような分割も可能だが、後半のタメ時間がたくさん残っているような状態で分割しても、スムーズにタメ技を出すことができないため後半はなるべくタメ時間を少なくする方が良い。
【3rdのタメ系必殺技のシステム】
タメ系必殺技は「一律43フレームで完成する」という特徴があり、タメが完了してタメ方向以外(ニュートラルを含む)にレバーを入力した瞬間から 「必殺技コマンド方向受付時間(10フレーム)」が開始される。 受付時間の「10フレーム」以内にタメ系必殺技コマンドの方向部分(レバー上要素か前要素)を入力して成立させると、次に「必殺技コマンドボタン受付時間(10フレーム)」が開始され、この受付時間内に各タメ系必殺技に対応するボタンを入力すれば必殺技を出す事ができる。
この受付時間を利用すれば、ユリアンのタックルやアレックスのエルボーといった横タメ技を、レバーを前に入れっぱなしにして少し歩いてから出すといったこともできる。
また「先行タメ(早タメ)」と言われるテクニックもあり、「←・→・←+ボタン」と入力することで、ボタンを押した時にはすでにレバーが後ろに入っているため、すぐに次のタメが開始できる。 これを利用したものが、ユリアンのタックル×2やレミーのソニックマシンガンなどにあたる。
【タメ系必殺技における「タメフレーム」と「非タメフレーム」】
3rdのタメ技は「タメフレーム(43フレーム)」と「非タメフレーム(43フレーム)」で構成されており、どちらの数値も初期値は「42フレーム」から開始される。 なお「タメフレーム」と「非タメフレーム」は各タメ技ごとに独立して存在していて、基本的にこの2つの数値はラウンド中はどちらかが必ず減っていき、タメている場合とタメていない場合、両者の数値は以下のように変化する。
◆タメている場合◆
タメフレームは「42」から減り続け、「-1」まで減ったらタメが完成。 それ以後はレバーをタメ方向に入れている限り「-1」のまま固定され、非タメフレームは一切動かない。
◆タメていない場合◆
非タメフレームは「42」から「-1」までの減少を絶えず繰り返し、「-1」になるとタメが解除されてタメフレームが「42」に戻るため、また最初からタメ直さなければならない。 タメが完成した状態でレバーをタメ以外に入力すると、非タメフレームは「9」になり、非タメフレームが「-1」になるまで(つまり10フレーム以内)に次のコマンドを入力しなかった場合はタメが解除されてタメフレームと非タメフレームは「42」に戻る。
これにより、非タメフレームが「-1」になるとタメが解除されるため、もし非タメフレームが「42」の状態でタメを中断した場合、「42フレーム」も自由に動けるという事になる。 またこれは、非タメフレームが「0」の状態でタメを中断した場合、自由に動けるフレームはないという事になる。 できるだけ非タメフレームが最大の時にタメを開始した方がタメ時間を有効に使うことができる。
【非タメフレームがリセットされる条件】
非タメフレームがリセットされて「0」に戻る条件は、以下の通り。
- タメフレームが「0」以上の状態で非タメフレームが「-1」になった場合
- タメ技のレバー入力部分が成立した場合
- タメ技のレバー入力受付時間(10フレーム)を過ぎ、レバー入力に失敗した場合
- タメ技のボタン入力(レバー入力成立後に10フレーム)を完成させ、タメ技が成立した場合
- SAコマンドをボタン入力まで完成させ、SAが成立した場合
- ブロッキングが成立した場合
- そのラウンドが終了した場合
これに加えて、「横方向の非タメフレーム」のみ次の条件が加わる。
- レバーの「↑」のみを入力したり(タメフレームも一緒にリセットされる)、別のボタンが一緒に入力されてはいけない。ただしスタートボタンはOK
なお「←タメ→」までコマンドが完了していても、ボタンを押す前にレバー上のみを入力してしまうとタメはリセットされる
なおタメフレームは各タメ技ごとに独立しているため、斜め後下タメのように「後ろ+下」のタメを完成させてから前に歩いた場合は、どちらのコマンドも受付時間中なので「10フレーム」分歩いて横&下タメ技を出すことができる。
【タメの開放】
意図的に非タメフレームのリセットを行うことを「タメの開放」と呼ぶ。 これを行うことでタメフレームの管理ができ、よりスムーズにタメ分割を行う事ができる。
特に使いやすいのは①「タメ技を出した後(ヒットガード問わず)」と②「レバー上のみを入力するとタメ非タメ両方がリセットされる」のを利用するもの。
ユリアンを例にして①を使った場合、
- ヘッドを出す(タメのリセット)
- 相手にヒット、または空振りして着地するまでの30数フレーム、下方向にタメる
- 30フレームほど歩く(ここで非タメフレームが減り始める)
- 残りのフレームをタメる
- QSを取って起き上がった相手にヘッドを出す
という事ができる。 また②を使った場合、
- 「↑」を押してジャンプする(タメのリセット)
- 着地までの30数フレーム、横方向にタメる
- 30フレームほどレバーに触らず、立ちっぱなしする(ここで非タメフレームが減り始める)
- 残りのフレームをタメる
- タックルを出す
また、慣れてくれば通常技や必殺技を出してる間にレバーを上に入れてリセットし、そこからタメ分割を狙っていくといった使い方もできる。
【垂直ジャンプ着地直後の横タメ技の封印】
垂直ジャンプから横タメ技をタメ分割した場合、タメ開放②の関係上、タメのリセットが起き、着地までに横タメの完了が間に合わない。 これを防ぐためには、PかKボタンのどれか1つ以上押しっぱなしにしておけば垂直ジャンプ中のタメ分割ができる。
全タメキャラの横タメ技で封印されるが、オロの二段ジャンプのみ例外で垂直→前・後の2段ジャンプに限り滞空時間が長いためタメがリセットされてもためることができる。 ただし「垂直→垂直」の2段ジャンプでは「タメのリセット→ためる→タメのリセット」がおきるためタメることができない。 なお前後、垂直のハイジャンプでは滞空時間がタメの「43フレーム」を越えるため、ジャンプして着地で横タメ技を出すことができる。
【確定タメ分割】
各タメキャラの通常技の空振りなどを利用して、確実にタメ分割をするテクニック。
例えば、普通にジャンプして着地に下タメ技を出そうとしてもタメがたまっておらず、下タメ技を出すことができない。 そこでジャンプ前に適当に技を空振りしてる間にタメを作り、ジャンプと同時に再び下タメを行う事で着地したと同時に下タメ技を出すことができる。
あとは立技やリープを出している間にタメを作り、技後に出すといった使い方も可能。 ユリアンを例にした場合、立中P×3(空振り)からヘッドなどができる。